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おいしい家族のギャスのレビュー・感想・評価

おいしい家族(2019年製作の映画)
3.3
生きたいように生きている人を見るのは楽しい。

それを気持ち悪いと言う人は、自分が本当は何を嫌悪しているのか振り返ってみるといい。自由に生きられていない自分への嫌悪なのではないか。

愛を持って生きているだけで素晴らしい。

狭い島の中で、この壁のなさはほぼファンタジーだが、そういう映画がどんどん現れて周りに"自由"を刷り込んでいけばいい。

とにかくとにかく、どのご飯も普通なのにとても美味しそうだった。

ご飯作りもメイクもとても丁寧に描かれていた。
うわべを飾るメイクでなく、心を彩るメイクになっていったのがよくわかった。


ネタバレ?
結婚は愛だというセリフがあったが、それなら結婚はいらない。結婚は愛に付随する特典付きの制約ある契約。
今のところ同性同士にこの特典付き契約制度は適応されず、映画での結婚はまさに愛だけなのだが、結婚という言葉を使う意図が少し気になった。

あとは、母親という役割の固定も。しかし、"おかあさん"のようになりたいという固有名詞的な役割だからいいのか。
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