まるで見事に話が見えなくて、しかも、登場人物の美男美女っぷりで、シティーハンターとかキャッツアイかと思ってしまった。ただ、戦闘シーンの臨場感がすごくよくて、話などどうでもよくなったけど。とくに、モビルスーツの尺に合った動きがとてもリアルだった。人間の動きとモビルスーツの動きとの、大きさの比較がちゃんとしていたということだ。
ハサウェイというのは、地球連邦政府に対する、反政府テロ組織、マフティーのリーダーなのか。そのことがわかるだけでも面白さは格段に増すかな。ハイジャック事件のあと、警察からの聴取があるのだが、それなりに緊張しただろうな。ブライト・ノアの息子という身分は便利なのだろうけど。ギギは、ハサウェイの正体に気付いたのだろうか。植物観察官候補生というのは表向きの肩書。だから植物園みたいなところを回っていたわけか。学者というのは似合っている。そうか、偽マフティーを瞬時に武力制圧したのだけど、本当な、そんなことで目立ちたくはなかったのだろうな。
ギギ。カネ持ち老人の愛人であるらしい。ひょんなことから、ハサウェイ、ケネスと知り合いになる。ハサウェイがマフティーだと見抜いたんだっけ。ファム・ファータルなんだろうけど、いまいち、造形がわからんな。
ケネス。地球連邦軍。体制側。こういう人がいるから世の中が正常に回っているんだよな。
地球連邦の特権階級を粛正するためにマフティーが地球に乗り込んだのか。アデレード会議による地球帰還に関する特例法案を潰すという目的もあったのかな。地球連邦は骨の髄まで腐っておるなあ。
