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閉鎖病棟ーそれぞれの朝ーのTrueRyのレビュー・感想・評価

閉鎖病棟ーそれぞれの朝ー(2019年製作の映画)
3.7
心や体に傷をおった人達、その人達は傷の深さや痛みを知っている。だからこそ、同じ苦しみを持つ人に対して、その痛みを思い出させない"優しさ"を持っている。

非情さ、やるせなさの中、家族とは何か、愛情とは、優しさとは。答えはないかもしれないが救いはある、と信じたい。

この映画には特定の主人公はいない、と感じた。強いて言うとあの施設にいる全員が主役。一人一人に背景やトラウマや、苦しみがあるが、それを背負いながらも生きている。

その生きる姿や苦しむ姿こそが生きるということなのかも知れない。
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