しちれゆ

カリーナ、恋人の妹のしちれゆのレビュー・感想・評価

カリーナ、恋人の妹(2018年製作の映画)
3.8
先ずは『カリーナ、恋人の妹』は内容を誤解される邦題です。内容説明の″官能ドラマ″というのもウソ。但しボカシは多い。
2018年制作のロシア映画。2018年ということはごく最近、コロナ禍・ウクライナ侵攻の数年前の作品。

クラブ
ドラッグ
乱交
友人の自殺
両親との関係

若者たちは刹那的に見えて繊細で、もうじき終わる人生のモラトリアムを先延ばしするかのように日々を重ねる。

中流より少し下のロシアの若者たちの閉塞感に充ちた青春模様を描く佳作だと思います(Filmarksの評価 低い…)
そして現代ロシアの世相を垣間見ることが出来る作品としても興味深かった。
監督が本作制作時26歳だったというのが頷けます。
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