あのデューンが再度映画化されたと聞いて。
CGもSFXも進化著しくゲームの臨場感もすごい昨今、最新のSF映画。映像は期待通り素晴らしかったのでぜひIMAXで見るべき。
監督がドゥニ・ヴィルヌーヴ。以前にヒュー主演のプリズナーズを見ましたが、1mmも遊びのない始終重苦しいストーリーと映像で感想を書く気力も失いましたが、デューンにおいてはその淡々とした落ち着きが重厚感となり、SF映画にありがちなエンタメに走りすぎず良かったです。
原作は60年代に人気を博したSF小説で、多方面のクリエイターに影響を与えたと思いますが、宮崎駿もその1人かなと思いました。
人間を寄せ付けない広大な砂漠と巨大な虫、そこに順応し虫に神聖を見出し救世主を待つ民。ストーリーや登場人物はもちろん違うのですが、初めて見るはずの映像なのに、もう知っているようなデジャヴ感。
映像技術が進化した今だからこそ映像化なし得た映画だと思いますが、小説からそれを吸収し咀嚼し漫画という形で表現し素晴らしい作品にしたものを私たちはもう知っているというのも、やはりすごいなあと思いました。
原作が60年前、今の価値観だとイスラム文化をなぞらえているところとか、その文化圏の方が見たらどうなのかなと思うところあるけれど、衣装や調度品、音楽なども重厚感がありエキゾチックで素敵です。
続編も楽しみ。