荘厳で美しいビジュアル。
重厚でシリアスなストーリー。
全てが一流の映画なのはわかる。
だから言いづらいのだが、
楽しくないんだよなー
ドゥニ・ヴィルヌーブ。
「メッセージ」とか
「ブレードランナー2049」とか
映像美や壮大さ、凄いよ。
でも笑わす気ゼロなんだもの。
どうやらこの監督とは相性が悪いみたい。
スペースオペラの今作。
主人公の設定説明は凄いしてくるけど、
あっ!こいついい奴だなーとか
この子意外と面白いなとか、
そういう主人公を好きになる描写を
全然入れてくれないから、
感情移入できないまま
ガンガン説明だけ進んでいく印象。
だから全てが他人事って感じちゃう。
悩みやら宿命やら見せられてもなー。
よく知らない奴に共感とか無理っす。
「スターウォーズ」や
「ガーディアンズオブギャラクシー」は
そのあたりが、抜群だったのだな。
ティモシー・シャラメが
どんなに美しくても
美しさ=好き、にはならないのよね。
全てのキャラがそんな感じで
美しいけど性格や内面の描写不足。
お気に入りのキャラとか
最後まで出来なかったなー。
あ、砂虫がトレマーズに似ていて
そこだけテンション上がったわ。
あんなに立派になって・・・