Ginny

DUNE/デューン 砂の惑星のGinnyのレビュー・感想・評価

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)
1.5
わからなかった なんて理由から評価低くつけるなんてつまらなさすぎると思ってますがこれはもう、わからなかったです。

睡眠導入映画。
両手で足りないどころか、少し話が進むたびに何度も意識を失い夢の世界へ、というのを繰り返して見届けるのが大変でした。
アレロックのせいなのか、日頃の寝不足のせいなのか、いやでも最近連日映画見てるけどここまで寝ることないし…ということです。

暗い映像が多いので家庭のテレビでは限界があります。また評価された音響や録音、作曲、視覚効果を体感するのであれば間違いなく映画館が良いと思います。
て、て、テレビを見る時は〜部屋を明るくして離れて見てね♪がしみついてる かつホームシアターとかプロジェクターとかなくテレビ画面で見てるので光の反射があり細部までよく見ることができない時間が多かったです。

原作が古典SFで数多のSF系作品に影響を与えたとのことですが、やはり後世のものはブラッシュアップされるのだなと思いました。
だってライトセーバーならどれだけ暗くても剣の太刀筋わかる。
本作の衣装も、タトゥイーンの星やタスケンレイダーを思い出してそんなにDUNEの衣装良いか??と懐疑的になりました。

ハリーポッターは原作読んでから映画を見に行ってるけど、ロードオブザリングやスターウォーズは原作知らずに見に行ってとても楽しめたのだから初めて触れるファンタジーの世界観でも人は楽しむことができるはずとわかっているのですが、本作は設定が全然頭に入ってこず、楽しめませんでした。
脚色賞のノミネートも、良い脚本というより映画化が困難な原作のまとめ方が良いという観点なのでは?とこれまた懐疑的。

さらに好みじゃなかったのがキャスティング。
化学反応がないように思えて、私にはチグハグに思えました。
知ってる人だけの名前になりますが…ティモシーシャラメにグレイテストショーマンの歌姫、ゼンデイヤにジェアソンモモア、オスカーアイザック…。
とっ散らかってませんか…?多国籍にも程があるというか、種族とか血縁の雰囲気が感じられないというか。

あと個人的にはティモシーシャラメの演技、監督のディレクションに物足りなさを感じました。
いつも演技変わらないなぁとやや退屈。気だるげでミステリアスな眼差し健在で外見はパーフェクトですが、演技の動きや喋り方がワンパターンに思えて、若さを失ってからどう俳優としてやっていくのか?と今から勝手に心配になりました。

あと音楽。
ハンス・ジマーはラストサムライやダークナイトは好きですが本作はアカデミー賞とるほどなのか?と疑問です。
他のノミネート作品が弱かったのかな?と疑ってしまう。。

スパイス香料というのも、台詞がそうなら仕方ないかもですがメランジという固有名詞でなく香料になるとその単語が出てくるたびにカレーが脳内をチラついてしまい映画に浸れませんでした。初めて聞く固有名詞の方が世界に入り込みやすいタイプです。ミスリルとか。

DUNEというタイトルロゴが出る瞬間が一番好きです。
Ginny

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