このレビューはネタバレを含みます
イカンとは思うのですが、政治絡みの小難しそうな作品は素通りしがちです。
今作は皆さんのレビューを読んでも、フィルマのあらすじを読んでも、どうもピンと来ない💦
これは観ねばならんとゆう気がして鑑賞。
時は1933年。
世界恐慌の嵐が吹き荒れる中、なぜだかソビエトの経済だけが繁栄している。
スターリンの資金源はいったいなんであろうか🤔
と、若き英国人記者のジョーンズ氏は疑問を抱き、単身モスクワに乗り込みます。
モスクワでは泊まるホテルも決められてしまい、監視に盗聴、そしてモスクワから出ることすら許されない。
が、なんとか当局の目を逃れて彼はウクライナ行きの列車に乗り込むことに成功します。
ここで軽い衝撃。
ジョーンズ氏がリュックからオレンジを取り出しただけで車内がざわめく。
「見ろ、食べ物だ…」
隣に座っている男に「金を払うからコートを売ってくれ」と頼めば「金よりパンをくれ」と言われる始末。
そしてウクライナの地を踏んだジョーンズ氏は絶句する。
そこには凍てついた大地と飢えに喘ぐ農民たちの姿があった。
同じ国内なのにモスクワとのこの差はなんだ‼︎
ウクライナの穀物は全てモスクワに取り上げられてしまい、人々が食べている物は樹皮、そして…
当然ジョーンズさんは口止めを要求される。
モスクワに英国人記者たち6人を人質にとられ、彼は帰国させられる。
彼はこの衝撃の事実を書くのか書かないのか。
書けば6人の命はないし、書かなければ何百万とゆう人たちが死んでゆく。
ふと思う。
彼は英国人。
他国の出来事に自分の命までも危うくしながら尽力を惜しまなかった。
でも当のソビエト国内では声をあげる人はいなかったんだろか。
多くの人たちがあの事実を知っていたように思われる。
偉い人たちも新聞も報道も、自分たちを守るために口をつぐんでいるように見えました。
このあとのソビエトがどおゆう歴史を歩むのか、恥ずかしながら私はよく知りません。
たった一人の個人がよその国を変える事が出来たんだろか。
ジョーンズさんはこのあと、他国を取材中に殺されてしまいます。
その時のガイドがソビエトの秘密警察と通じていたんだとか…😰
なんとも苦しい作品でしたが、引き込まれるように観ていました。
勉強になりました!😳
知りたい欲って大切ですね💦