ベべべっち

ペトルーニャに祝福をのベべべっちのレビュー・感想・評価

ペトルーニャに祝福を(2019年製作の映画)
3.2
十字架取っちゃった✞✞

劇場で観るか迷っていた作品。

女人禁制の伝統行事に参戦してしまった女性の、とある一日を描く。

主人公は32歳の冴えない女性。
体型はぽっちゃりで、容姿もあんまりよろしくなくて性格も暗め。
ほとんどそれが原因でアルバイトの面接に落とされ、オマケにセクハラだけ受ける始末。

途方に暮れながら帰路に着いていると、偶然にも地元の伝統行事の場に出くわす。
それは司祭が川に投げ込んだ十字架を手にしたものには幸せが訪れるというもの。
(参加者は男性のみ)

思わず川に飛び込んで、そのまま「十字架獲ったどー!!」と叫んでもおかしくないぐらいの勢いで、十字架を手に入れる主人公。

女人禁制の行事なのに、女性が十字架を取っちゃったことで現場は大混乱。
どさくさに紛れに逃げ出す主人公…

さぁ、どうなる?

…というつもりで鑑賞していたが、あらすじだけで9割ぐらい占めちゃってる作品だった。

この作品が好きな人には浅いと言われるかもしれないけど、あとはオチまでぐだぐだしていただけ。
これが短編映画だったのなら高評価されても良かったと思うけど、この内容で100分はちょっとキツい。

出来れば60分ぐらいにして欲しかったかなぁ…。

P.S.
今年は『映画大好きポンポさん』という素晴らしい作品に出逢い、良くも悪くも多大な影響を受けた。
特に上映時間に対する意識が、これまでとガラッと変わってしまった。

編集の大変さを少し目の当たりにしてしまったことによって、同じ満足度なら時間が短い作品の方が良いよね?と思うようになってしまっている😓

大雑把に単純に考えて、90分でおもんなかった場合と、180分でおもんなかった場合は?…とか。逆も然り。

だから90分以下の良作に出逢えた時は単純に嬉しいし、逆に120分を超える作品とかには「実際の上映時間分の長さを全く感じなかった」という要素を求めてしまう。

これが良いのか悪いのかはわからない😨