あおや

イエスタデイのあおやのレビュー・感想・評価

イエスタデイ(2019年製作の映画)
3.3
目覚めると伝説的ロックバンド【The Beats】がこの世に存在していないことになっていた。
バンドの存在も、数々の名曲たちも、覚えているのは主人公ジャックのみ。売れないシンガーソングライターである彼は、世界で自分だけが知るビートルズの音楽を使ってあることを閃くのだった。

一種のパラレルワールド的発想は凄く面白い。聞き覚えのあるビートルズのミュージックにのせて、テンポ良くコミカルに展開する序盤は心踊らされた。

しかし、その後のありきたりな恋愛展開と少々笑いに傾倒している内容はあまり受け付けず。主人公にもあまり共感できず尻すぼみにテンションは下がっていった。

世代は違えど口ずさめる名曲の数々。
中学時代英語の時間に先生がディクテーションの教材として聞かせてくれた『Ob-La-Di, Ob-La-Da』
高校時代音楽の時間に皆で歌った『Yesterday』
時代を超えて遠い日本の義務教育で使われてしまうビートルズってやっぱり凄いなと、ふと思い出す。
彼らが音楽界に遺した功績と素晴らしい音楽を改めて感じられた。
あおや

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