今を生きるための力
写真。人差し指いっぽんでシャッターを押すだけでほら完成。私たちであればiPhone開いてポンって押すだけで終わってしまう。それが写真。
でも、この物語の主人公である浅田さんは「失ったものを補うには記憶だ。そしてその記憶を確かなものにしてくれるのが写真」だと言う。
約2時間。しっかり、しっかりと様々な家族を見た。そこにはいろんな家族がいて、その地に足をつけて確かにそこに生きていた。思わず笑ってしまうような写真、いろいろなことがあって涙を流さずにはいられない写真。どれも確かにその人生を楽しく素晴らしく、生きていたような気がした。これが読み取れたのは、そうその写真でした。
後半1時間はあまりにも涙腺にきてしまって、普通に観ていた時間が少ないくらい泣きじゃくってしまった。たった1枚の写真で?そのたった1枚の写真が彼らの人生の1秒の時間だと思うと思い出してまた泣けてしまう。
体に墨を入れた息子に「長袖着てるかとおもった」なんて怒ることせずまず言える家族の一コマを見た瞬間からわたしはもうこの家族にすっかりやられていたんだな。
この浅田家の皆さんにたくさん笑わせてもらって、たくさん泣かせてもらって、それでいて良い映画を観た、と心から思える時間でした。はーーー、家族写真、しっかり撮りたいな。お母さんになりたかったもの聞かなきゃ。
ちなみにわたしのお気に入りの浅田家は「ヒーロー」です。わらって!はい!チーズ!