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ラストナイト・イン・ソーホーのhasomoのレビュー・感想・評価

4.5
『ベイビー・ドライバー』のエドガー・ライト監督が監督を務めると知り、急遽鑑賞。

鑑賞前から分かっていたことだけど、トーマシン・マッケンジーちゃんが、かわいすぎるっ!!
田舎から都会へ向かうシーンでは、田舎っぽさがあるけど、サンディと出会ってから、外見と中身も変化していく姿には魅了された。

もちろん、演技も良かった。
元気ハツラツな姿はもちろん、時折見せる狂気的な演技には、ギャップを感じて演技面でも圧倒された。

そして、注目ポイントの「60年代の音楽とファッション」が映えている!
音楽では選曲が良い。
自分自身、60年代とは程遠いけれど、聴いたことがあり、思わず反応してしまう有名な楽曲が多く使われていたので、ノリノリになることができた。

また、独特な怖さを引き出すような音楽を使った演出も良い。
映像伝わってくるホラー感とガンガンと鳴り響く音楽が合わさりエロイーズが体感している悪夢感を演出。テンション上がるはずなのに、不気味さを感じてしまった。

ファッションでは、街のネオンや煌びやかさが60年代のファッションの良さを引き出している。
ホラー映画なのに、眩しさのある明るいシーンが多く、ポップで華やかな60年代のファッションがより華やかに見えるように。

ストーリーに加え、音楽・ファッションも魅力的で大大大満足。

そして、ストーリーでは、色々な意味で怖さを感じられた。
あらすじにあるエロイーズが見る亡霊やホラー感のある映像には、もちろんビビったど、それに加えて、社会問題も一部含まれた描写があり、ホラー映画としても、社会的問題を描いた映画としても、恐怖を感じた。

ホラー映画は苦手だけど、60年代の音楽・ファッションの魅力を感じることができる演出と映像には大満足!もちろんストーリー展開も最高。

個人的には、今年1番の作品だった!鑑賞をお迷いの方は、是非鑑賞を〜
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