吉田ジャスティスカツヲ

モービウスの吉田ジャスティスカツヲのレビュー・感想・評価

モービウス(2022年製作の映画)
4.0
今日は新しい単語を覚えて帰りましょう。
【SSU=ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース】の新たなる矢”モービウス”はホラーテイスト満載のダークサスペンス。

ヴェノムの二作品と本作を含め【その良いところは主人公の起源の部分から話し始めながらも2時間弱に納めてスカッと見て終われる】ところでして、今後もまだまだ楽しみです😌

ただし難を言えば、SSUはスパイダーマンの【ヴィランからダークヒーローを発掘する路線なので、全体として闇くなりがち】なところだと感じます。
ほとんど全編を通して、夜。
場所が変わっても夜がずっと同じ色彩なのは、監督のこだわりなのでしょうかね?

コウモリの能力を得て【感知可能になった空気の微細な振動と、それに共振する自分】を彼自身がどのように感じているのかを視覚化する映像が美しい👏


『MATRIX』直後の2000年代って、こんな超人映画がたくさん作られたましたよね🤔
幼いころ、それらを片っ端から観ては喜んでしましたよ。
本作では登場人物の描き込みも浅いため、唐突な心理変化に戸惑うこともしばしば😓
ただ、この「お金をかけたB級ホラー」的なノリは嫌いじゃないですよ👍

劇中の会話でしばしば出てくる、スパルタ国にまつわる例えは『味方は少数だが頑張ろう』という精神論のメッセージではなく…
たぶん【早送りからのスローモーションを多用するキメ画から察するに、私の母の大好きな作品『300』から引用した】映像表現の部分を言いたいのでしょう💪