ザック

クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険のザックのレビュー・感想・評価

4.0
《4作品に見るしんのすけの成長》
『しんちゃん映画見返しMark』4本目!
『ヘンダーランドの大冒険』。翌年からひまわりが劇場版に加わる為、3人と1匹での野原一家の劇場版としては最後の作品。周囲の評判も良くて特に気になっていた1本。(僕がTSUTAYAに行ったときはずっと借りられてたので。)

闇に包まれたどこかの国で、ゴーマン王子がオカマ魔女を相手に戦っていた。しかし返り討ちに遭い、悪い魔法で封印されてしまう。
一方、群馬に出来た新しい遊園地、「ヘンダーランド」。そこにふたば幼稚園の遠足で遊びに来ていたしんのすけはひまわり組の園児たちとはぐれてしまい、迷い込んだサーカステントの中でトッペマ・マペットという不思議なねじ巻き人形と出会う...。

やはりめちゃくちゃ面白かったです。
今回はギャグはさることながら、しんのすけしか真相を知らない状況に陥っていて、今まで観せてこなかった“恐怖からの説得“をしんのすけが初めてしていて、本当に家族を守りたいという意志がひしひしと伝わってきました。
私が好きなのはス・ノーマン・パーというキャラクター。二面性のある性格の雪だるまを演じる古川登志夫さんが良い。そして怖い。
それにしても、兄になる前段としてしんのすけの成長をビンビン感じる作品でした。

2022年39本目
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