ザック

シラノのザックのレビュー・感想・評価

シラノ(2021年製作の映画)
4.1
《面白いとは思ったんだけど...》
先程レビューした『オペレーション・ミンスミート』の直後に観た作品。
今年のアカデミー賞では衣装デザイン賞にノミネート。この他にも様々な賞の受賞やノミネートに至っている。主演はピーター・ディンクレイジ。

17世紀のフランス。劇場のステージで芝居を始めようとしていた役者に、どこからともなく罵声がとんだ。その声の主は、シラノ・ド・ベルジュラック(演:ピーター・ディンクレイジ)。フランス軍に属する剣の達人で、詩の才能にも恵まれた彼は、言葉巧みに役者を挑発。その言動に怒った子爵とステージ上で剣を戦わせ、観客を驚かせる...。

話の主軸となるのはシラノとその幼なじみのロクサーヌ、そして彼女が一目ぼれする戦士のクリスチャンの三角関係。三人の思いが重なり合って繰り出す歌声はとても素敵でした。
ただ、シラノがどうしても都合の良い男にしか見えず、以前に観賞した『ウエスト・サイド・ストーリー』と比較してしまうと(比較しちゃいけないけどジャンルが恋愛系ミュージカルなのでどうしてもしてしまう)、少し気持ちが乗りづらかった面があったことも否めません。

2022年51本目
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