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映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争(リトルスターウォーズ) 2021のザックのレビュー・感想・評価

3.8
《小っちゃくてデッカイ物語》
毎年春に公開している映画ドラえもんシリーズ。ですが前作、『のび太の新恐竜』は新型コロナウイルス感染拡大防止の為に約半年の延期。今作はなんと1年の延期。2021年に公開されたドラえもんの新作映画は無いという事態に。しかも1年延期したことで今世界で起こっていることと超タイムリーになってしまうという、まぁいろいろと“持ってる“作品。
1985年に公開された『ドラえもん のび太の宇宙小戦争』のリメイク。監督は以前から原画で映画ドラえもんに参加していた山口晋さん。ゲスト声優は香川照之さん、松岡茉優さん、ミルクボーイのお2人。

スネ夫(声:関智一さん)の家の庭にミニチュアセットを作り、のび太(声:大原めぐみさん)たちはSF特撮映画の撮影を行っていた。そこでのび太は小さなロケットを見つけ、持ち帰る。調べているとハッチが開き、ピリカ星からやって来た小さな宇宙人、パピ(声:朴璐美さん)が降りてくる...。

のび太を始めとした子ども達が、どう戦争というものに向き合っていくのか。考え方はそれぞれ違う。みんな違ってみんな良い。
スネ夫みたいに“戦うことが怖い“と思うことは決して間違っているわけでもないし、ある意味一番小学生らしい回答だなぁと思いました。
今作のオリジナルキャラクターのピーナがもっとストーリーの中に入れ込んでくれたらなぁと思いました。
ただ、オープニングの描き方の拘りが随所にあるのは嫌いじゃないです。

2022年48本目
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