あっさりゆで卵

ミッドサマーのあっさりゆで卵のレビュー・感想・評価

ミッドサマー(2019年製作の映画)
4.0
レビューあげ忘れ。

アリ・アスター監督の運命論が2時間に渡って描かれている。そんな印象でした。
全ての運命は決められていて、そこからは何人も逃れることはできない。という事をまず冒頭の絵物語で全て示し、作中にもそのシークエンスを散りばめているという。
明るいのに、怖い。というより明るいのに、不快。な映画だなと思います。

衣食住、快楽、果ては感情に至るまで全てを共有するあの閉鎖的な集団。カルト的な祝祭と信仰。全ては皆が救われ幸せになるため…。ですが、最後に果たして本当に幸せなのか?を問うようなシーンを入れるあたりがアリ・アスターらしいです。

この物語はそして前作同様にある視点から観ればハッピーエンドという。どこまでやるんだアリ・アスター!