このレビューはネタバレを含みます
ダニーは精神疾患で依存気味の妹を抱えていたが、ある日妹は父と母を巻き込みダニーを残して一家心中する。深く傷ついたダニーだが、パートナーであるクリスチャンはもうダニーにあまり愛情の無い様子。友人のペレに誘われ、数名でスウェーデンのホルガ村を訪れたダニー達は、美しくのどかな景色と、地獄のような慣習を目にすることになるー。
オススメポイント①
シュール。とにかくシュール。クマの皮で包まれた彼氏、みんなでいきなり叫び出すコミューン、長が食べ始めるまで食べられない食事。絵面が強すぎて笑ってしまう。グロいはグロいがギャグに見え…ないか。
オススメポイント②
色彩。ホルガの人々は真っ白な伝統衣装にカラフルな花にまみれている。聖なる神殿は黄色、よそ者の服は青。最後の極彩色葬式シーンは最高でした。
オススメポイント③
ダニーの成長(？)。最初は苦しい記憶に苛まれていたダニーも、みんなに混じって家事をし、ダンスをし、クイーンになり、踊り歌うことでだんだんと顔に自信が戻ってくる。最後のダニーの笑顔が本作イチの笑顔なの、最高に皮肉が効いてて面白い。
ハテナポイント①
ジョシュにマーク、コニー達と犠牲になる人たちこっそり殺されすぎだろ！あとホルガ村の人たち死体の加工技術強すぎて怖すぎ。一般人だよね…？？？
ハテナポイント②
ルーン文字はなんにも分からないから、死体に刻まれてたり壁に書かれてる文字が読めたらなあ…と思うことしきり。
ハテナポイント③
ダニーはその後どうなったんだろう？家族になるってことは同じように人生の夏と秋の季節を送るのかなあ。ペレはダニーのこと恋愛的に好きなのかな？？
シュールすぎて笑いながら見てしまった。アリアスター、人体破壊への気合いエグすぎ笑！！ヘレディタリーも見るしかないなあ。
