こころとからだ

盗まれたカラヴァッジョのこころとからだのレビュー・感想・評価

盗まれたカラヴァッジョ(2018年製作の映画)
2.2
作品として完成していない。要所要所のつかみは悪くないが、まったく何も展開・解決しないまま終わった。

前半から中盤はまだ期待できたが、後半は未完成。監督が死んで別の人に代わったのかと思うくらい。

アンジェリーナジョリー似の主人公は、信念があるようで結局動機のようなものがはっきりせず、常に男を求めるばかりで気持ち悪い。

実際の出来事に基づいているようだが、作中は都合の良すぎる監視カメラ映像が多く、リアリティはない。それこそマフィアに配慮・丸め込まれた作品になっており、マフィアを批判したり戦うような内容が一切ない。

ちゃんと期待を裏切られる作品といえる。