るい

決闘高田の馬場のるいのレビュー・感想・評価

決闘高田の馬場(1952年製作の映画)
3.9

時代劇の必修作品


1950年代の映画。
これが大衆のエンタメだったんよね。
羨ましすぎる!😖

市川雷蔵が好きで見た「薄桜記」ですが、冒頭の村上兄弟と中山安兵衛の伯父との決闘の意味がわからんかったんですよね。あの安兵衛が走ってかけつけて、途中で丹下典膳がそのタスキでは〜ってやり取りがあったシーンね。

その高田馬場の決闘の話がわかるのがこれです!おまけに監督がマキノ雅弘と稲垣浩で、主演が阪東妻三郎っちゅう私得でしかない作品でした。(ただ、史実は知らんのでどう脚色されてるのかは知らん)

中山安兵衛は八丁堀に住むまぁまぁ素行の悪い牢人。伯父に頼って生きていたが、その伯父との手合わせで負けた相手である村上庄左衛門から果たし状が届く。彼は助太刀に高田馬場へ急ぐ。みたいな感じ。(wikiみると史実は?手合わせじゃなくて口論らしい)

この時代CGなんてものは無いので、早回しにしたりカット上手く繋いで切迫感だしたりしてて手作り感ある工夫が良い。歌舞伎役者ならではの演じ方も面白いよね。

こういう時代劇をたくさん知ってる監督が作る現代の時代劇がみたいです。ま、それが真田さんが作ってる将軍なんですけど。ありがたやです。
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