「難しくてよくわからなかったけど面白かった！」という感想が多い中、なんと、わたしの頭ではこれが「面白い映画だ」ということすらわからなかった…笑
映像とアクション。は面白い！
しかし…
期待しすぎたから？
頭が悪いから？
まず、ストーリーがおもしろくないしわからない。
今までのノーラン作品、たとえば「インターステラー」などは、高度な知識を持った専門家の鑑賞にも耐えると同時に一般の人にもわかる、という親切設計だったと思う。しかし今回は不親切すぎん？
「逆行」のアイデアと映像表現は斬新で面白いけど、諸々の展開は時空系の映画が好きな人なら見たことあるはず。
人間ドラマも描写がずいぶんあっさりしてるなぁ、と。
親子愛も描かれていたのになぜか息子がほぼ出てこないし、主人公のキャットに対する想いもなんだかよくわからない。
とはいっても、劇場向きの映像と巨匠の新作という話題性で観客を映画館に呼び戻し、難解だからと何度も足を運ばせることで興行収入を伸ばし、コロナ禍で大打撃を受けた映画業界を建て直す頼もしい映画、という意味では喜ばしい。
自分も前日よく眠れないほど楽しみにしていたし、映画好きの友人と朝の7時半に待ち合わせして、遠足気分で期待に胸を膨らませて劇場に向かい、劇場ならではの映像と音を満喫し、「一大イベント」としての楽しさは十分に味あわせてもらいました。
ちなみに…先日はじめてのIMAXで再鑑賞した「インターステラー」は最高でした。5点です。
