"起こってしまったことは仕方ない。でも、何もしなくていいわけじゃない"
立川シネマシティと新宿TOHO(普通のスクリーン)で鑑賞。IMAXでも必ず見なければ…。
1回目は目の前で起こっていることが本当にわけわからなくてカーチェイスのシーン後くらいからうとうとしてしまった…。印象に残ったのはシンの屋敷に逆バンジーして侵入し、バンジーで脱出シーン。スパイ映画っぽいアクションが楽しいなと。
本当に面白かったのは2回目。
2回目の鑑賞は当然、結末を知って映画を見ることになる。その結末は決して変わらない。
だからといって見る意味がないわけじゃない。
映画を逆行し、起こったことを知りながら見る。
この体験のTENETっぽさに、すごく興奮させられた。
名前のない男が初めてニールと会うシーン。
まさに時間を"逆行"して、繰り返し見ている自分は彼らがどこへ向かっているかを既に知っている…。
そして、ラストシーン。「美しい友情の終わりだな」と言って彼は去っていく。
鑑賞2回目のニールの登場シーンにはすごく寂しさを感じた。この寂しさは劇中ラストで全てを知った名前のない男"主人公"が感じた感情とラップしているはずだ。
TENETはぜひ2回見てほしい。映画そのものを体験するということができるものすごい作品。