さよなら、イップマン。
ラストの、今までの死闘、仲間、妻との思い出を振り返っていく走馬灯のようなシーン、ズルいて、泣いてまうやん。
シリーズ4作目にして完結編。
息子の留学学校を探す為、単身サンフランシスコへと渡ったイップマン。
中華人に対する差別が蔓延る米国の地で、中国武術の誇りを貫く為、同胞の面子を守る為、イップマンは独り拳を振り上げる。
癌に蝕まれた、身体に鞭を打って……。
前シリーズではカメオ程度しか登場しなかった李小龍が、本格的に登場します。
怪鳥音やその独特なステップが良く再現され、ワンインチパンチなども登場して、興奮と共に敬意が感じられた。
ストリートでヌンチャク振るう姿は、「Way of the dragon」を彷彿とさせて、個人的にアツかったです。
思い切りドア殴って挑発して来た敵に対して
「ドアは反撃しない」
これもどっかで聞いたようなセリフ。
イップ師匠は最後まで、武道家でした。
仁を重んじ、義に生きる。
大師匠と言われる所以の生き様、しかと見届けました。
完結編と銘打つだけある、潔いクライマックスです。