乙郎さん

私が、生きる肌の乙郎さんのレビュー・感想・評価

私が、生きる肌(2011年製作の映画)
3.0
映画→原作ときて再鑑賞。すごいなと思ったのは、原作も面白い小説で、いくつかの要素を再構成した後にアルモドバルの作家性を上乗せしているんだけど、どれも余分な要素に思えないこと。男性嫌悪・女性嫌悪・母への愛憎・それでも生きていく女たち。後半に行くに従ってアルモドバルの作家性が強くなっていくが、それがある人物が自分を取り戻していく過程に重なって、なんだか勇気が出た。
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