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オペラ座 血の喝采 完全版のmajiziのレビュー・感想・評価

オペラ座 血の喝采 完全版(1988年製作の映画)
3.5
このジャケ写にある、犯人お手製の
「瞼を閉じることが出来ない針」みたいなのが凄い発想。

しかも殺しを見せつけるためという…

さすがダリオ監督、サディスティックが止まらない変態です。

オペラ座でマクベスの演目にカラスを投入するなど、とっても芸術的で独創性あふれているのに、殺人シーンでは必ずロックな音楽が始まる。オペラどこにいった!

もうこれ完全に監督の趣味ですかね。
サスペリア2やフェノミナでもそんな感じだったような。

犯人の動機や誰が犯人とか、そういうのも気になるといえばそうなんですが、このへんは結構とってつけた感の荒さ。

でも殺し方や弾丸アップのカメラワークなんかが凄く面白い。毎回趣向を凝らす犯人。

カラスが飛び回る視点でのパニックな劇場や、いきなり大自然の高原など、美しい見せ場がたくさんありました。

主人公の女の子がとても美人。
これもダリオ監督の趣味ですよね。
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