ATSUYA

デッド・ドント・ダイのATSUYAのレビュー・感想・評価

デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)
3.5
死人は死なない🧟‍♂️

久しぶりの公開日当日鑑賞!
そして、久しぶりの山崎紘菜さん!!
やっぱり公開日当日に見るワクワク感は何物にも代えられませんね。

ジム・ジャームッシュ監督作品。
彼の作品は『パターソン』以外見ていませんが、すごくスローペースなイメージがあります。

そして、本作。そんなイメージ通り、とってもスローペースな映画でございました。
面白いかと聞かれれば、素直に首を縦に振ることはできないかもしれませんが、嫌いではないです。
むしろ好き。愛おしい。

いかにも事件など起こりそうにない平和な町で不思議な現象が多発する。夜なのに日が落ちず、充電したばかりの携帯の電源がつかない。
🗯おっとこれはおかしいぞ🗯
警察官のビルとアダムは捜査を開始する。

という感じのお話です。
え、ゾンビは出で来ないの?って?
安心してください。出てきますよ。
ただ、思ったより登場は遅めで、ザ・ゾンビファイティング映画を期待していると、肩透かしを喰らっちゃうかもしれません。

ビルとアダムは独特の雰囲気を醸し出していて良き。
(何回かアダムがカイロ・レンに見えたんだけど、気のせいか)
ティルダ様はティルダ様で、最後までティルダ様。
そんで、ブシェミ。彼のf○ckは何故か聞き心地抜群。

ジムジャさんから、人類への警鐘が鳴らされている。
物が溢れた人間社会。金・物がすべての物質主義。
スマートフォンの画面とにらめっこして、常にWi-Fiを探している人々。
生きているのに死んでいるみたい。
まさにゾンビじゃないかい。

物ではなく、金ではなく、己の精神第一に生きよう。
メジャー球団からの高額な俸給オファーを断り、広島カープに復帰した黒田博樹投手のように。
ジムジャさんはそう、言いたいのだと思う。
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