ひでG

9人の翻訳家 囚われたベストセラーのひでGのレビュー・感想・評価

4.0
映画を観るのって、面白いなって、久しぶりに単純に思えました。

体調や次の日の仕事の関係で、2日がかりで観たのが、ごめんなさい🙏でしたが、

展開そのものを面白く観るって基本なんだろうなって思いました。

もっと言えば
筋以外は何も考えずに没頭出来る映画です!

内容か内容だけに、ネタバレなしには、
何を書いていいか、悩むけど、

実際に、トム・ハンクス主演で映画化された「インフェルノ」の出版時に起きたことをモチーフにしているとのこと。

確かに、世界同時発売!というワードはよく聞くが、こんな情報戦やそれを防ぐ対抗策があったんだね。

世界的なベストセラースリラーの完結編を刊行するのにあたり、9人の翻訳家が集められる。

完全なる秘密主義。
彼らは地下の図書室に閉じ込められ、携帯やPCなどの持ち込みも禁止され、半ば監禁状態で、ベストセラーの第3部の翻訳をさせられる。

この設定、出だしだけで、もうワクワク感が止まらない😅

絶対起こるだろう、事件が起き、
この地下室でも葛藤や衝突や疑念が次々に浮かび上がってくる。

ミステリー的に言えば、やや、ある人物にクローズアップさせ過ぎ?で、
「こ〜じゃないかな?」て、予測は立つんだけど、

種明かしの先を用意しているから、飽きさせない。

各国から来ているという点を、クライマックスの盛り上げに効果的に使っているが、

欲を言えば、9人の翻訳家が、中国系の一人を除いて、西洋人だけに偏っているのは
、、惜しいかな、

日本人or韓国人、または南米かアフリカ系などを出すことで、もう少し、翻訳家サイドのドラマが広がったかな、とも思った。

劇場で観てたら、絶対にもっと点数は良かったと思う。僕の鑑賞の仕方が悪かった、、

でも、秋の夜長、じっくり&ゆったり、
筋だけを楽しみたい人には、かなりオススメ作だと思います。

PS、出版者のエリックが、ジブリの鈴木さんに見えたのはわたしだけ?(外見のことだけだよ😅)
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