二式

クロール ー凶暴領域ーの二式のレビュー・感想・評価

クロール ー凶暴領域ー(2019年製作の映画)
3.8
必要最低限の登場人物と説明で、一軒家でワニと戦うということだけに特化した潔いワニ映画。ハリケーンもワニが戦いやすいシュチュエーションと主人公たちが追い込まれる場所を作るためだけに存在してる。この割り切り方が好き。前半は狭い家の地下でのワニとの攻防、後半は水没した地上と室内でのワニとの攻防といろんなワニとの対決が見れてお得。地上より水中が俊敏で、いっぱい人を水に引きずり込んで噛み殺し、デスロールも決めて、ちゃんとワニらしいワニをしてるのも良い。

一応父と娘の仲直りの話はあるけど、出会ってすぐである程度仲直りしてるしおまけ程度。一貫してワニから逃げる事がメインで90分程度でまとまってるのも見やすい。

やられるためだけのキャラの扱いの雑さや、主人公親子がタフネス過ぎるとか良くも悪くもモンスターパニック映画らしいところは多い。特にあれだけ噛まれても生き延びて動き回り、ワニを倒したり泳ぎで逃げれる娘は強すぎ。ジャンル映画らしい粗はあるけど、ワニ映画としては破格の面白さ。

台風やハリケーンの時はちゃんと避難して、余計な所に行ったりしたらダメだなと勉強になった。
二式

二式