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クロール ー凶暴領域ーのペンソーのレビュー・感想・評価

クロール ー凶暴領域ー(2019年製作の映画)
3.6
A・アジャ監督作品最新作。
前作、前々作のサスペンス的な作品よりは原点に回帰しているような気がした。

ハリケーンの中、連絡のつかない父親を実家に探しに来た水泳選手の主人公が、ワニとの死闘を繰り広げるスリラー作品。

ワニとの死闘は本当に手に汗を握った。
いつ出てくるのかとハラハラしていたら、ワニ以外の演出でもビビらせてくるし、ワニが出てきてからも最後まで飽きさせることのない演出が続く。
ワニがもはやワニではなくてモンスターみたいな描かれ方をしていて、恐ろしすぎた。

グロテスクなシーンも多く、A・アジャ監督らしい生々しい痛さを感じるような演出が多くて楽しめた。
父親と共に脱出を図る主人公は、父親共々ワニにいろろんなところを噛みつかれてボロボロなのに、ワニと互角に戦うのがめちゃくちゃ強くて面白い。

父親が主人公に「泳げ!」と叫んで主人公がワニと競泳するシーンは笑えると同時にカッコいいシーンで、クライマックスはこのシーンだったと思う。


A・アジャ監督作品。
S・ライミ製作。
K・スコデラーリオ主演、B・ペッパー共演。
A・アジャ監督作品らしいグロテスクなシーン、顔をしかめてしまうような生々しく痛々しい演出、A・アジャ監督作品では久しぶりのグロさにステータスを振った作品だったのですごく楽しめました。
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