たぶん初、スロヴェニア映画。
ものすごいリアルな出産シーンにほとばしる母乳。え？ホントに産んだ…？…まさかね…
出産後も連絡が取れない子どもの父親のことでパニックのマラ。いや不安なのは分かるけどさ、授乳ぐらいしなさいよ。
彼女もいまいち好きになれないんだけど、まわりもなんだかな。
一見親切そうな産院も飴がりがり福祉女も避難所も里親も。
男に至ってはあまりにも胡散臭すぎて実は最初から彼女を騙してて、どこかでアイツらにやらせるんじゃないかとヒヤヒヤしてしまったわ。
誰にも感情移入できないまま迎えた終盤。マラの悲痛な叫びを聞いた瞬間、あっと思った。
これは孤独に震えている子どもの物語だったんだ。
