蟻子

イソップの思うツボの蟻子のレビュー・感想・評価

イソップの思うツボ(2019年製作の映画)
3.5
3人の監督が別々にパートを担当して作ってるなんて知らなくて!
冒頭で監督の名前が3人分出てくるにも関わらず、「あれ?この人も監督…?さっきの人脚本と見間違えたかな?」とか思ってその真意を考えてなかった…そういうところがまだまだですね…反省。

正直言えば、各パートで映像のタッチが違うのも、そういう演出なのかな?くらいに思って全然違和感を感じておりませんでした…。中盤でオープニングが入って「なんで!?」と思ったけど。

そしてその中盤、オープニングの後に一気にストーリーとしては最大のネタバラシが入ってしまうので、後半はもう結末に向かってやるべきことを消化するのみ。という感じで…正直あまり面白く無かったです。

ウサギとカメに対して、イヌがオマケ感満載になってしまったのも敗因のひとつなのでは?ポスターでは3人の少女は対等な扱いっぽいのに。
具体的な提案はできませんが、もっとイヌ家族も終盤のストーリーに絡ませて三つ巴な感じになればもっと面白くできたのでは。勿体ない感じがします。


あと、人の死とか不謹慎なものが大好物な富裕層は確かにいるんだろうけど、やりすぎ感のある白い仮面とドレス・スーツという衣装に、少々興醒めしました。チープなコメディ感出したかったのかな…?


DVDには3監督のオーディオコメンタリーがついていて、全部は見れなかったけど細かいこだわりとか解説が聞けて面白かったです。亀は緑の小物に徹底されていて、(わ)かめラーメンとか水筒の柄とかも。あと夜に帰宅してるのに昼間の明るさが描かれる室内。よく見てたら学校では復讐と動機についてとかの授業してるんですよねー。細部までこだわっていて面白い。


この映画一本の評価としてはイマイチですが、こういう試みは面白いし「いいぞもっとやれ!」という想いです。純粋に見といて良かったとも思えるし。
Filmarksでの評価が『ダイナー』(☆3.4)より低い(☆2.9)のはちょっと解せないな、という感じがします。個人的には。


3人の女の子で誰が一番かわいい?付き合うなら誰?とかでも何時間も盛り上がれそうだし、うん、やっぱり見て良かった。