ひでG

未成年のひでGのレビュー・感想・評価

未成年(2018年製作の映画)
3.5
休日の朝にサクッと観れる作品をアマプラで探す。配信だけど、なるべく一気に観たいので、何にしようか、、ん、迷ってるこの時間が勿体無い💦
本当はコリアンクライムに行きたかったけど、何回かスルーしていた本作をチョイス

未成年と言うタイトルが皮肉も込めているなと思った。
どっちが子どもなのか、大人なのか、

昨年の「ひでGアワード」で第1位だった「モガデッシュ」の主演もしていたキム・ユンソクが初監督。本人も本編で一番のダメ人間、主人公の父親を演じている。

父の不倫を知った女子高生のジュリ。お相手の料理屋を営んでいる女性は、同級生ユナの母親だった。

親の不倫で悩んでいる子どもと言う題材は
最近観た広瀬すずの「水は海に向かって流れる」と同じ。
それよりもこの2人は行動的だ。

2人は校内で掴み合いの大喧嘩をするが
(こーゆー喧嘩シーンって韓国作品は手を抜かない。)、ダメ親に苦しめられているという点でシンパシーを感じ、ある行動を共にしていく。

とにかく、不倫の2人とジュリの母、つまり夫に不倫された妻、この3人が本当に
ダメオトナだ。

若い2人の女の子に共感していきたいのに、あまりのダメ加減に呆れてしまい、
それに全体の映画の印象が引っ張られしまった。

歳を取っているから、親だから、子どもや
年下より偉く、賢い、なんて全然ないんだって、改めて思わされる。

監督をすると出演している自分をちょっとカッコよくしちゃうってことあるけど、
これは、ご本人を徹底的にカッコ悪く演出しちゃったね。
これも韓国っぽい?

オトナの失敗は切ないけど、子どもは
また、できる!ここからできる!って
思える映画でした。
ひでG

ひでG