オカルトチャンピオン

幼い依頼人のオカルトチャンピオンのネタバレレビュー・内容・結末

幼い依頼人(2019年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

見るの本当に辛い。
顔も覚えていなうちに母親を亡くした姉弟の2人が支え合って楽しく暮らしていたある日、父親が再婚して新しいママできた。
喜んでいた2人に徐々に虐待がエスカレートしていくはなし。

よくある話、よく聞く話で行政が家庭に介入することの難しさがあるのはわかるけど、誰もが躊躇、見て見ぬふりをしている間にどんどん事態が悪化していく。

私には子供がいないけれど、本当にこの手の話は見るのも聞くのも辛い。
なんでこんなことになるまで、何かできなかったんだと怒りしか覚えない。
あんなに仲良かった2人がもう。
子供に背負いきれない十字架を背負わせやがって。

最後はボロ泣きです。
遅かったけどな。取り返しのつかないくらい遅かったけど、おじさんやたくさんの大人が頑張ってくれたおかげで地獄の日々から抜けられてよかった。
でもこの先も弟のことで苦しまない日はないだろうし、本当にもう少し早い段階で手を出せる法令やシステムがないと救える命も救えない。

子供にとっては大切な両親って存在も攻撃を与えるようになれば、ただの親という他人なんだから、家庭の問題とか証拠がないとか言い訳を言ってないで強行介入してほしい。
こんな映画を見ないで済む時代に早くなってほしい。っていう感想。