普段絶対に見ないジャンルですが、パク・ソジュン主演ということでのこのこと初日に行ってきました。
ストーリーはないに等しいですが、美術がすごい、演技がすごい、アクションがすごい。ツッコミどころはたくさんなのですが、全員の演技でねじ伏せて来る感じ。
演出がホラーに振ってたらどんなにパク・ソジュンの筋肉が堪能できても途中で退席しようと思っていたのですが、思いっきりエンタテイメントに寄せてあり、テンポもよく、最後まで見られました。ワイヤーアクションがてんこ盛りで特に後半楽しかった。半ばの会話シーンも世界観を壊さないままクスッとすることができてよかった。あの突然のパク・ジンジュ笑う。
あと全編ウ・ドファン、そのままアニメになりそうな感じの完成度でした。
カルチャー好きとしてはカソリックの悪魔払いと、土着宗教を戯画的に作り込んだ感じのするところの接続が興味深かったです。
クラブが舞台になるシーンが結構あり、現実味のないLED系の低温の光の感じが今っぽくてかっこよかった。全体的にゲームっぽい手触りの映像で、エグいグロいんだけど、洗練されてて素敵でした。
韓国・世界では2019年夏に封切られているので、梨泰院クラス撮影より前の公開なんですよね。パク・ソジュンの身体能力と演技力を生かした作品だとは思いましたが、ここのところラブコメでのパク・ソジュンを見まくってきた身からすると突然これはちょっと辛いものがある・・・笑。俳優ファン向けではなく、作品ジャンルそのものに向き合った作品だと思いました。
