さき

シー・ユー・イエスタデイのさきのレビュー・感想・評価

シー・ユー・イエスタデイ(2019年製作の映画)
4.0
『ヘイトユーギブ』を観てからだったので、多分観てるのと観てないのとではラストのふくみを持たせた終わり方に許せるか許せないか変わってたと思います。

人種差別による命の重さの違い、銃社会、映画の見た目と裏腹に重たい設定があって、決して楽しい映画ではない。自分と変わらない、もしくは年下の青少年が常にそういう危険と隣り合わせの中にいるという現実、さすがスパイクリーが製作に参加してるだけあって、厳しい現実を突きつけてくる。

映画的に言えば、タイムトラベルして、不都合な出来事を修正して、めでたし!!!が気持ちいいし、こういう内容だとより一層それを期待してしまう。でも、そういう夢みたいなことで解決しようとしても、どこかでまた違う不幸が起きてしまう。人種差別とか銃による事件は一瞬で解決できるものじゃない、立ち向かっていかなければならないんだ!!っていう強いメッセージがこの映画には込められてる気がしました。

色々重たかったけど、序盤のマイケルJフォックスの出演は興奮しましたね。
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