リラリオ

ブリット=マリーの幸せなひとりだちのリラリオのレビュー・感想・評価

2.8
ブリット マリー、63歳。結婚40年家事一筋、何でも完璧にこなすスーパー主婦。サッカー超大好き(妻はサッカーに全く興味なし)で出張多し働き者の夫と2人暮らし。

ある日、夫が出張先で心臓発作を起こし倒れたと連絡が入り急いで病院に駆けつけると、そこには…おっぱいボーンの金髪女が…。このジジイは仕事でなく浮気をしておりました。「どーも。ブリット マリーと申します」「…カミラです…」とりあえず自己紹介、超気まずい空気流れまくる病室…本来なら、おい!コラっ!な状況だが、無表情で病室を後にするブリット マリー。

悲しみの妻ブリット マリーは荷物をまとめ家を出る。そして職安へ(行動早っ)63歳で40年間働いたことねぇのかよ…な職員。やはりまともな仕事はない。よく分からないボリという村で期限付きユースセンター管理人兼サッカーのコーチの仕事を紹介される。「サッカー経験は?」「…人生の半分はサッカー中心の生活だったかも」そ、そだね、確かに嘘ではないが…ブリット マリーはこの仕事を引き受けることにする。

長時間バスに乗り、やっとボリに到着。ユースセンターは荒れ放題カオス状態…これはひどいわなブリット マリーだが、とりあえず寝る。
新しいユースワーカーがまさかの63歳おばちゃんで、マジかよwwなキッズ達。ですよね…(笑)バカにされ振り回されるブリット マリー。

荒れ放題のユースセンターを松居一代ばりのお掃除テクで綺麗にする→なぜかめちゃ親切な警官スヴェンが下宿先を紹介してくれる→下宿先は盲目の元サッカー選手バンク→サッカーの知識といえばマンチェスターユナイテッド(もちろんチーム名のみ)のブリット マリーはサッカーのルールブックでお勉強をする→なんちゃって指揮官ブリット マリー始動→バカにしつつも大事な試合近しなキッズ達、なんちゃって指導で練習頑張る→サッカーのためによーやるな。寝ても覚めてもサッカーな少女ヴェガとお喋り→サッカーは私の全て。コーチの夢は?→えっと、パリに行くこと…夢のパリでなくボリに来てしまった残念な指揮官ブリット マリー。

町の委員会レクレーション担当者にライセンスなし、コーチ未経験がバレる(そりゃそうだ)→ここはすぐに閉鎖する!→試合間近だぞ→いやいやどうせ負けるから→やってみなきゃわからん!コーチも辞めん!→いや無理だってぇ…そもそもライセンスねぇと試合出れんぞ…

しょげるマリーちゃん。そこへ、ナイスタイミング!スヴェン登場、食事に行く。バッファロービーフというものすごいダサいバンドの生演奏で ダンスを踊る2人。なんだかいい感じに。別れ際におやすみのキッスをほっぺにされ、ときめくマリーちゃん。そこへ浮気ジジイ登場。

オラが悪かった、帰って来てちょ!のお願いに、試合あるし帰れねぇ!と拒否るブリットマリー。終わってからでいいから…お前しかいねぇ…。と浮気ジジイ。ここにきて、また悩みごとが増えてしまったブリット マリーちゃん63歳。さぁ、どうする?

「私は戦い続ける!あんたも戦って!」キッズに説教される63歳を見て、マジ切なくなりました。
前半→面白くもつまらなくもなく、後半→自己満内輪ノリ、イェーイみたいなのにマジだるっとなり、最後→ジジババの熱~いキッスでひっくり返りそうになりました。キッスは、ほっぺまでにしておけ(笑)
堅物主婦or世間知らずの主婦(旦那は妻に関心がないのが鉄板)→あることをきっかけ(ほぼ旦那浮気)で家を出る→たどり着いた先の住人の温かさに触れ、恋なんかもしちゃって→トラブルもありつつ、変化、成長、新しい自分みっけ!みたいな…よくあるっちゃある話であまり面白くなかったです。
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