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ブリット=マリーの幸せなひとりだちのKUBOのレビュー・感想・評価

3.6
ブリットマリーはめっちゃ神経質な60代の主婦。掃除、洗濯、食事の支度、ルーティンをしっかりこなすことを生き甲斐と思い込んで生きてきた。

だが、倒れた夫の病院に行くと、愛人と鉢合わせ! 長年連れ添った夫を離れ、ブリットマリーは新しい一歩を踏み出す。

まあ、わりとよくある壮年女性の第二の人生的な映画なんだけど、ちょっとおもしろいのは、その第二の人生が全然やったことない子供たちのサッカーのコーチってこと。

最初は手に負えない悪ガキたちに辟易していたブリットマリーだったが、町の人たちの助けもあって、次第に子供たちとの間に絆が芽生えていく。

スポーツを使ったカタルシスは安直ではあるし、ブリットマリーがサッカーや子供たちに向き合う熱量も中途半端な気もするのだが、気軽に見られる爽やかな作品としては悪くない。

「いつからでも新しい一歩は踏み出せる」

自宅にこもって家事に追われてきた主婦たちへの応援歌、かな?
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