Filmarksさんのオンライン試写会にて鑑賞。
新作映画を観るのは何カ月ぶりだろう。しかも大好きなドランの作品で、思うままに彼の世界観に浸る幸せを感じながら、楽しみました。
やっぱり映画っていいなあ。
彼の作品にしてはかなりどストレートに恋愛を描いている。友情から一度のキスで恋に落ちる2人のとまどいや喜び、嫉妬などの様々な感情の揺れ動くさまが、その熱量まで画面越しに伝わってきて、鑑賞中ずっと苦しい気持ちになった。恋におちた時の息苦しいような、ふわふわしたあの感じを疑似体験させられるというか。
今作のテーマは友情とのことだけど、気のおけない地元の幼馴染みとのやりとりが心地良くて。肩肘張らないこんな作品もよいです。
こだわりまくった映像の美しさと音楽のマリアージュもあいかわらずの素晴らしさでした。
「君の名前で僕を呼んで」にインスパイアされた作品とのことだけど、衝撃度はあちらの方が強かったけど、観てて息苦しくなる感じはこちらの方がより感じたかな。「ブロークバック・マウンテン」を思い出しました。
主演2人の演技もよかったな。ラストをどうとらえるのか想像するのも楽しい。
もう一度じっくり味わって観なくては。
Filmarksさん素敵な体験をありがとうございました。