ろどちぇふ

マティアス&マキシムのろどちぇふのネタバレレビュー・内容・結末

マティアス&マキシム(2019年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

ちょっときつく言えば、ドランのめんどくさいとこと手癖が詰め込まれてる感じがした。インタビューで本作について語ってる印象と映画自体の印象が一致しなくて笑える。「スピーチは嫌い」だからなのかな(笑)

マックスに負わせるため(だけ?)の母親の部分は正味ぐだってたのでは。ゆっくりと映していきたかったのかな(前作ではカットした部分も多かったようだし)とか、アザの背景を想像させる意図もあったのかなとか、分からんでもないけど正直ぱっとしない印象だった。それならマティアスとマキシムの関係性をもっと見たかった。

マットの悩み方もリアリティに欠けてるというか前作のジョンと似た感じ。“正確な言葉”を見つけるのが得意なマットが言葉にできない感情にぶつかる、って何か単純すぎではないだろうか。悩んだキャラクターは無口にさせたり不機嫌にさせとけばいいってもんでもなかろう。

まあ色々と思うところはあるけど画面がきれいではあるし曲の入れ方も嫌いじゃない。あと、友人たちと集まって作ったっていうのが伝わってくる感じは楽しかったけどちょっとうざさもあった(笑)