このレビューはネタバレを含みます
自分の姿は、怪物当てのゲームみたいに見えないし、人の言葉に規定されうる。自分が怪物かもしれないという可能性（あるいは怪物だらけの地獄のような世界）に怯えながら、一方で、絶対的な怪物なんていないのだと思う（祈る）。
最後のやり取り、より「生まれ変わったのかな」みなと「そんなのないよ」。映画を観終わった直後は奇跡的に生還して、生まれ変わらなくてもそのままで生きていけるという結末かと思ってた。でも後から、母親や先生が目にしたものとか3部途中からの流れとか思い返して、そう単純ではないなと今は思う。
大人たちがいくら見ようとしても見えない子どもたちの世界（遅すぎたとか、そもそも見ることなどできないとかあるけど）。最後の二人だけの世界は曲も映像もとてもとても美しくて、美しすぎて希望に見えてしまうの残酷…。と見ればひたすら怪物な映画とも言えるけど。。それともやっぱり、生まれ変わることはできないけど、新しい世界は作っていけるということだろうか🤔怪物みたいに見える人々は本当に怪物なのかという部分を踏まえれば、世界はよりよくできるとも言える…かな。
誇張された部分の戯画的なとことか最後の一連のシーンとかパラサイト味を感じる？あとスピッツのロビンソン思い出す
