Towaさんのレビューで気になって✨
masayaさんのレビューを再度読んでなるほど！って思いました。

オオカミと七匹の子やぎのモチーフのストップモーション。

ホラーも混じっててメッセージ性もありなかなか深かったです。


フィルマをやってて思うんですが、今まで知らなかった映画と出会ったり、観た作品でも違う視点からの感想を聞けたり。
なるほどって思うこともあってみんなのおかげで素敵な映画LIFEが送れてるんだなぁと改めて感じました。

感謝です🥲

最近遅れてた分土日で取り戻します！

🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-175
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋10分間のショートアニメに2つもの社会問題をグリム童話「オオカミと７匹の子ヤギ」になぞらえて挿入した凄い着想と演出に頭が下がります。そしてこのダークな世界観のパペットアニメーションに引き摺り込まれ不思議な余韻を感じることができる作品です。

🖋表層的な内容としては、母ヤギにオオカミに飲み込まれたのち胃袋から助けられた子ヤギの兄妹と、一匹だけ姿を消していた長男トルクの奇妙な体験を描いた作品です。フェルト人形を使ったパペットアニメーションなので、一見可愛らしく見えるのですが、胃液で変形した六匹の子羊の容貌などえっ！！と思わせられます。

🖋そこには2つの虐待という深い社会問題が描かれていて、行き過ぎた母ヤギの愛による人間の児童誘拐と子供たちの過保護が故の軟禁、そして人間の父親（狼）の児童虐待などが描かれています。 。。ほんとに怖い作品なんですね。。。

🖋見里朝希監督は、アニメ、カメラワーク、照明、音響、それぞれの効果と演出を駆使して見応えのある見事なダースメルヘン作品を作り上げました。10分間の見応え十分です。

😨Story:（参考: 公式サイト）
狼に食われかけたところを母ヤギに助けられたヤギの子供たちが暮らす家に、1匹だけ消化されて見つけられなかった子ヤギの代わりとして、母ヤギによって人間の少年が連れてこられる。家の中で少年は、狼の胃袋の中で消化され、体毛がはげ、皮膚も焼かれた子ヤギたちの姿を見る事になるが・・・

🔸Database🔸
・邦題 :『マイリトルゴート』
・原題 : ※※※
・製作国 : 日本
・初公開 : 2018
・日本公開 : 2019/04/02
・上映時間 : 10分
・受賞 : ※※※
・監督 : 見里朝希
・脚本 :
・原作 : ※※※
・撮影 :
・音楽 :
・出演 : 福原愛未、山下香織、見里瑞穂

🔸Overview （参考:映画. com）🔸
グリム童話「オオカミと7匹の子ヤギ」を題材に児童虐待などの社会的テーマも盛り込んで描かれた短編フェルト人形アニメーション。オオカミに食べられかけたところを母ヤギに助けられたヤギの子どもたちが暮らす家に、1匹だけオオカミの胃の中で消化されて見つけられなかった子ヤギの代わりとして、母ヤギが人間の少年を連れてくる。少年は、オオカミの胃液で体毛がはげ、皮膚も焼けただれた子ヤギたちの姿におびえるが……。監督の見里朝希が東京藝術大学大学院アニメーション科の卒業制作として手がけた作品で、2018年・新千歳空港国際アニメーション映画祭の審査員特別賞や第22回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門の審査員推薦作品選出など国内外で多数受賞を重ねる高い評価を獲得した。ロシアの長編パペットアニメーション「ホフマニアダ　ホフマンの物語」の併映作品として劇場公開。

素晴らしい作品。
この作品を完成させるのに、どれくらい時間がかかったのだろう。