らんらん

ANIARA アニアーラのらんらんのレビュー・感想・評価

ANIARA アニアーラ(2018年製作の映画)
3.0
スウェーデン/デンマーク映画
SF、漂流もの

【内容】
火星へ向かう巨大宇宙船が事故により制御不能、漂流状態となる

船の中には多くの人々(劇中では言及ないけど8000人?)がおり、果たしてその運命はどうなるのか?

ストーリーは事故直後、3年後、4年後、5年後、、、と時間の経過と共に追い詰められていく人々の姿を主人公の女性を中心に淡々と描いていく

【感想】
出演者誰も知らないけど、あらすじに惹かれて気まぐれで見てみた
そんなに期待はしてなかったけど、SF宇宙もの、サバイバルものが好きだからか普通に面白く見れた

宇宙漂流もので何千人規模のやつって見たことないのでなかなか興味深かった
思いつくのでは「シドニアの騎士」があるけど、シドニアの騎士は漂流を前提に作られた宇宙船だし、別に制御不能なわけでもない
この映画では事故により予定外の漂流、最初から絶望感が漂っててそれを誤魔化しながら生きてくしかないっていうしんどいストーリー

年数重ねるごとに人々の間で自殺者が増えたり、変な宗教に依存したり、自暴自棄になったりと救いのない、これぞ現実をまざまざと見せてくれる映画

・気になったこと
劇中に出てくる「○年後」表記なんだけど漂流時点から何年後の意味なのね、わかりにくい数え方だと思う
そのままその場面からの何年後かと思って見てたけど、それにしては赤ちゃんの成長がおかしいもんね

でもそれだと人々が追い詰められるの早すぎな気もする、まあ3週間の予定の船だから設備的にも限界だったのかなぁ
結構早々に秩序乱れてるからなー、まあ船長があれだとそういうこともあるか

・まとめ
SF宇宙ものが好きなら楽しめる映画だと思う
劇中登場する「ミーマ」なるマシーンは火の鳥のムーピーゲーム思い出した
そういえば銀河鉄道999でも心安めるためにあえてその外観にしてるとかいう設定あったなー
なんかこういうのって歳を重ねるごとになんとなくわかるって思えてくる
例えば古き良き昭和なんて体験してきてないのに懐かしくていいなーって思える、何でだろう?
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