元空手部

プライベート・ライアンの元空手部のレビュー・感想・評価

プライベート・ライアン(1998年製作の映画)
4.0
冒頭のオマハビーチ、キューブリックの「突撃」みたいなロングショットのトラッキングに鳥瞰的なユーモアがあり、戦場の過酷さや現実との乖離に繋がっていて良かった
臓器が飛び散ったり、レンズに水滴や血がついても気にしないリアリズム志向の映像の割には、軽傷→重症→死亡などのジョーク、崩れ落ちる母親の演技、1人泣きながら葛藤するトムハンクス、と、肝心のエピソードやお話がハリウッド的で、リアリティがなかった
とはいえ、銀残しの色調で、英雄主義的に過酷な戦場の中貫かれるヒューマニズムや信念というテーマは力強くて良い
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