イギリスの郊外で静かに暮らす80代のジョーンは、突如MI5に逮捕されてしまう。
容疑は第二次世界大戦中に、ソ連へ情報漏洩をしたスパイとして。
取調室で徐々に明かされていく過去の真実は、実の息子でさえ知らない母の別の顔。
国や正義、愛の為、彼女が下した決断と、守りたかった物とは。
「秘密」が明かされていく度、ただの優しいだけのおばあちゃんには見えなくなってくる。
世界の為と、正義や理想を語る人は多いけど、言葉を並べるだけで、実際に行動ができているのか？と言われたら、できてない事だらけだと思う。
ジョーンの決断は国にとっては許されない罪かもしれないけど、そのおかげで今の私たちの生活があるのかも。
実際の逮捕のニュースを見たけど、ジョーンの元になったメリタ・ノーウッドさん、本当に無害そうな優しいおばあちゃんて感じでびっくり。
隣に住んでても絶対に元スパイだなんて、疑わないよなあ。
逮捕されてからは「ばあばスパイ」と呼ばれていたそうです。
あと作中で、ジョーン役のジュディ ・デンチが使ってたマグカップが、チェ・ゲバラだったのすごい気になったんだけど、なんか意味あるのかな。
