takanoひねもすのたり

バッドアス・モンスター・キラーのtakanoひねもすのたりのレビュー・感想・評価

3.4
グラインドハウス+ファンク+クトゥルフ+ブラックスプロイテーションのごった煮B級地雷臭ぷんぷんモンスターパニックコメディホラー!

ああもう地雷の予感しかないwww

特殊捜査官ジミーは街に紛れ込み美女を狙うモンスター専門のハンター。
今日もデブで腹に女性器みたいなキバ口があるモンスターから美女をひとり救う。
そんなある日、あるカルト集団が街を牛耳っていることを知るジミー。
実は5年前にその集団と対決し相棒を失っていたのだった。
復讐に燃えるジミーだったが、彼の前に刺客が次々と現れる…!

部屋に乗り込んできた刺客に羽交い締めにされ
ピンチのジミーが言う。
「このレコードをかけてくれ…!!」
「A面2曲目だ…!!!」
そのレコードとは、ネクロノミコンブルース。
な・ん・だ・そ・れ・(´゚艸゚)∴ブッ

街の背景はカキワリだかCGなんだか不明ですが、全編ネオンカラー、建物は湾曲したデフォルメで、ひと昔前のゲームにこんな世界観のあったような感じ。

モンスター造形がこれまたアホ。
最初に出てきたゴムゴムしいデブモンスター、ピザが腐海でそこから出てきたひと昔前の火星人みたいなモンスター、
頭がモロコシ+腕がロブスターのモンスター、
サメちゃんにイカゲソ合体したモンスター、
おっぱいの乳首がノコギリ刃みたいな口になってそこから毒液ぴゅーぴゅーのモンスター、
すごい安っぽい!
多分ゴム!もしかしたら粘土!
とてもちゃちい!
CG処理もヘボい!

ゴア描写頑張っていて、ちゃちいながら首チョンパあり、切り株あり、頭パーンがあったり、血糊と雑なCG血糊処理がありつつも健闘。

最初はアホグラインドハウス風かと思ってたら、ネクロノミコンが出てきて最終的にグレートオールドワンズ(旧支配者)召喚とかって、何故がどうしてクトゥルフ神話入れた!!

しかもそれが最初等身大のイカタコ星人(ある意味原作に忠実)で激おこしたら巨大化!
しかし安定の爆破オチ!

主人公ジミーですが、アフロの童顔で、助けた女性とキスして部屋に招き入れるまでが3回。
モンスターには素手や拳銃で立ち向かうもののピンチに陥ること多し…が、主人公補正でどうにか押し切る!

アクションがヘッポコ過ぎるわ、モンスターに絡まれ過ぎるわ、何故こいつがハンターなのか小一時間くらい検討したい。

あ、あとおっぱいはいろいろいっぱいです。
ひとり「あ、ちっぱい人いる」と思ったら、乳首がモンスター化して噴いた。

もうだめ…助けて…腹筋が…🤣

のりのりのファンキーな曲はDJMixらしくて詳細拾えなかったけど、これがなかなか良き。

確実にB級なので、観るひとを選ぶかと思います。物語はアホだし、脚本もきっと薄い、でも監督はこういう演出でやってみたかった心意気は充分把握でき(しなくても問題ないけどw)

個人的にはあと20分短かったらもっと好きだったなあ、90分はちょっと長い。