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営倉のkyokoのレビュー・感想・評価

営倉(1964年製作の映画)
3.8
リビングシアターで上映されたケネス・ブラウンによる同名舞台をジョナス・メカスが記録したもの。

狭い営倉に人間がひしめき合っている。彼らの動きを追って中から外からカメラもまた縦横無尽に動きまわって、かなり緻密に計算されてるなという印象だった。
なのに、時々本物だと思って観ている私。看守の怒号に囚人の大声と靴音が重なって容赦なく耳を攻撃してくる。疲労困憊。

最後にカメラが引いて全景を捉えたとき、あー、そうだった、これ舞台だったなと。体の力が抜けていく。

暗闇の刑が実にシュール。


それにしてもフィルムの息も絶え絶え感が気になる。中断するたびに、すわ御臨終か⁈とヒヤヒヤだった。(映像自体は思ったより悪くなかったけど)
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