ピッツア橋本

カイジ ファイナルゲームのピッツア橋本のレビュー・感想・評価

カイジ ファイナルゲーム(2020年製作の映画)
4.0
"僥倖と咆哮の快男児よ、永遠たれ"

どうやら低評価の多い今作のカイジ。
完全オリジナルストーリーで挑んだシリーズ3作目だが、
たしかにギャンブルのモチベーション、ざわざわ感の物足りなさは感じる。
人間秤は沼パチンコを、ゴールドジャンケンは限定ジャンケンを再構築したような印象だけど、どちらも前作のひりつく感じにはいま一歩至らない。
メインストーリーもスケールのデカさと、カイジの人間の器的なバランスでちょっと釣り合って無いかもとは感じた。
ただ
「政府が新札作ってパラダイムシフトを起こすのをギャンブルで食い止めろ!カイジ!」
って発想自体はすげえ新鮮!イマイチ伝わらない、咀嚼し切れてない感は否めなかったけども。

が、しかし!
自分はそこまで嫌いじゃない。

ちゃんとクズたちが逆転勝利に向かっていく様も清々しく描いているし、藤原竜也と吉田鋼太郎の舞台畑のしっかり通る台詞の応酬も良かったと思う。
特に吉田鋼太郎のヒールっぷりは好み。

あと冒頭10分間の世界観の見せ方は好きだった。夢の無いブレードランナーとでも言おうか、すごい地続き感。ビール一杯1000円、焼肉定食3500円の世界は果たしてやってきてしまうのか笑!?

まとめると、決してパーフェクトな作品じゃ無いけど、見所はかいつまんで見れば充分あると自分には感じた。
ゴールドジャンケンは映像映えはしなかったけど、実生活ではぜひやってみたくなるゲームだった。