ソフト共有プログラム、ウィニーの裁判をめぐる
社会派作品。役者さんがよく、重厚感のある
素晴らしい作品。好きな作品。
私は三浦貴大さんが好きで、いい役者さんだと思う。すんごくかっこいいかと言うと、そうでない。
でも程よくかっこよく、色んな役に染まりやすい。
ディスってないですよ。そういう役者さんが本作品には
多くて真実味があり、きちんと社会問題を描いている。
開発者が悪いのか利用者が悪いのかを中心に
話は進むが、司法制度の在り方、メディアの問題、
世間のリテラシーの問題…多岐に描かれている。
私は１番、問題だと思うのが事実の軽視。
警察、メディア、世間…事実を軽視するがあまり
印象中心。本来はそれを突き詰めるべき司法関係、
メディアがボロボロ。ひどい。それを鵜呑みにする
世論…。これは今も同じ。取調の可視化も進み
つつあるものの、実際はどうか…信じられない。
メディアも記者クラブ制度は続いてるし、印象
じゃん！って思う報じ方もたくさん。
無罪を勝ち取っても名誉回復は難しいところも
印象の問題。何だかなって思う。
何か問題山積で日本っていい国だと思うことも多いが
何だかなって思い、息苦しさを感じる。
そんな息苦しさを詰め込んだいい社会派作品です。
