海老シュウマイ

新解釈・三國志の海老シュウマイのレビュー・感想・評価

新解釈・三國志(2020年製作の映画)
3.0
世間への逆張りでもなんでもなく、本作が福田雄一作品の中で一番いい気がする。
もとの原作がコメディやファンタジーよりも、逆に本作のような固くて重々しいテーマを扱ってもらったほうが良いんじゃないか。

レッドクリフ二部作を観た程度の自分にはちょうど良い情報力だったし、女性がモノとして贈る贈られしている時に橋本環奈のポジションはカウンターとしてアリな気がする。やっぱり天使だったし。
(ミソジニーおっさんの「嫁は怖いねぇ」、「女は強いねぇ」と同じ匂いはするけど」)。

偉人マンガの位置付けとして、子ども向けや興味を持ってもらう入門編として良いんじゃないか。ZIP!で毎朝5分づつ放映するとか良いじゃない。そして城田優や渡辺直美の扱いで炎上して日テレ謝罪、まで見えるじゃない。

もちろん、そんなシロモノをお金を払って映画館の椅子に拘束されて観るのは苦行以外の何物でもないし、映画文化として果たしてこれを映画と認めて良いのか抵抗があるのは確か。