さかい

王の願い ハングルの始まりのさかいのレビュー・感想・評価

3.5
『殺人の追憶』の刑事と容疑者役の人という因縁タッグが「庶民にも使える文字」ハングルの創製をめざす。
な、なんてキトクな志なのか…!「庶民は無知でバカなままがいい」というのが権力者のふつうなのに。
本場サンスクリット語のお経は初めてきいた。エキゾチックエキゾチック!
最後のスバーハーは日本のお経にもよくある「〜そわか」。そこだけ分かった


2021.11.6
途中ねてしまったのでレンタルでリベンジ。
世界各国の言語のなかでも比較的新しく、また「いつ誰が作らせた」と成り立ちの過程が割とはっきりしてる点が特徴のハングル
レンタルで止めて戻してしながらじっくり観てみると、文字作りの様子も面白い
「日本語だとどうだっけ…?あ、あ、か、か…」とか、口をパクパクしながら観てた
「話し言葉しかなかった自国の言葉の専用の文字を創る」というのは、歴史上のどんな天才的な武将にも科学者にもまさる偉業
漢字の高度さと把握しきれない無限に近い奥深さ、漢字の一部と独自のかな文字を併用する日本語のガラパゴスな複雑怪奇さ…
それらもすごいが
頑張って簡単にしたハングルよりさらに文字が少ない英語はやはり優勝だとも思ったのだった
さかい

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